湯けむりの奥で

ハーレム・複数野外・公然露出口で愛撫される潮吹き・失禁

4分で読めます・2,0642026年8月29日

貸切の札を掛けたのは、私だった。

一泊の旅行で、部屋は三つ取ってあった。三人で来ることになった経緯は、いま思い返しても大したものではない。誰かの予定が空いて、誰かが誘って、私が断らなかった。それだけ。

夕食のあと、彼が「風呂、貸切にしてきた」と言った。もう一人が「三人で?」と訊いて、彼が「三人で」と答えた。私が何も言わなかったことが、返事になった。

脱衣所で決めごとを一つだけ作った。「いや」と言ったら本当に終わり。それ以外は何も決めなかった。決めなかったことが、あとで効いた。

* * *

湯に入ってしまえば、体は隠れる。そう思っていた。

実際は逆だった。湯の中は、視線が届かないぶん、手が届く。誰の手なのか分からない、という状態が最初から成立してしまう。岩に背中を預けて座った私の、両隣に二人が座った。それだけで、私は自分の呼吸が浅くなったのが分かった。

最初に触れたのは、たぶん彼のほうだった。太ももの外側を、湯の流れと区別がつかないくらいの速さで撫でられる。反対側から、別の手が膝の内側に入ってきた。二つの手が、違う速さで、違う方向に動いている。目で追えない。追えないから、感覚だけが増幅する。

「顔、赤いよ」

「……湯のせい」

「じゃあ、もう少し入っとく?」

そう言われて、肩を押さえられた。逃げようとしたわけではないのに、押さえられた瞬間に「逃げられない」という形になった。形になった途端、腰の奥がはっきり疼いた。

湯の中で、脚を開かされた。

* * *

外から見れば、私たちはただ三人で湯に浸かっているだけだった。

湯面から上には、私の肩と、二人の肩しか出ていない。表情だけが並んでいる。その下で、私の襞が左右に開かれて、剥き出しにされたクリが二本の指で確かめられている。この落差が、この夜のいちばん悪いところだった。

「静かにできる?」

「……できる」

「じゃあ、してみて」

クリを直接押されて、私は最初の声を噛み殺した。噛み殺したのが伝わったのか、指が同じ場所を、同じ速さで、何度も往復し始めた。反対側の手が、中に二本入ってくる。湯の中なのに、自分のぬめりだけははっきり分かった。逃げようとして腰を引くと、後ろに岩がある。前に出ると、指が奥まで届く。詰んでいる、と思った瞬間、その「詰んでいる」こと自体が気持ちよかった。

湯の中で潮を吹いたかどうかは、分からない。分からないけれど、体は確かに一度、決壊した。膝から力が抜けて、私は二人に支えられたまま、口を開けて息をしていた。

「のぼせる前に、出よう」

抱えられるようにして、洗い場の板の間に寝かされた。

* * *

冷たい木の上に、湯で火照った体を置かれる。その温度差だけで、肌が全部立った。

上から覗き込まれている。二人分の顔が、逆さまに、私を見下ろしている。見られている、という状態に慣れる前に、片方が脚のあいだに顔を伏せた。

口で愛撫される、というのを、私はそれまで「してもらうもの」だと思っていた。この夜のそれは、違った。逃がさないための手段だった。腰を掴まれて、剥かれたクリを舌が執拗に往復する。吸われて、転がされて、また吸われる。私が体をよじると、掴む力が強くなるだけ。もう一人が上から両方の乳首を摘まんで、硬くなった先を指の腹で潰す。こちらは緩急をつける。

上と下で、担当が分かれている。

その、分業されている感じに、頭がおかしくなりそうだった。ひとりの相手なら、快感には一本の筋が通る。二人だと筋が二本あって、交差する場所が毎回ずれる。ずれるたびに、私は同じところに戻れない。戻れないまま、上へ上へと押し上げられていく。

「もう、むり、出る、なにか出る……っ」

「出していいよ」

許可を出されたことが、最後の一押しだった。中の指を抜かれた瞬間に噴いて、板の間に音がした。太ももが痙攣して止まらない。自分が何を撒き散らしたのか、確かめる余裕はなかった。

* * *

そこから先の記憶は、順番があやしい。

湯に戻されて、また指を入れられたのは覚えている。奥のほうを内側から押されて、そこが自分の弱点だと初めて知ったのも、たぶんそのときだ。「ここ、覚えとくね」と言われて、覚えられることの怖さと嬉しさが、同時に来た。

最後は、湯の縁に掴まって、後ろから根元まで挿れられた。奥に当たるたびに湯が波打って、肌を打つ音が岩に反響する。もう一人が横から乳首を弄って、突かれるたびに揺れるのを押さえた。目の前に、夜の山があった。虫の音がして、湯が流れる音がして、その全部の上に自分の声が乗っていた。誰にも聞こえない、と分かっている場所で出す声は、部屋で出す声とは別のものだった。締めつけたまま、私は二度いった。

* * *

朝、三人とも普通に朝食を食べた。

女将さんに「よく眠れましたか」と訊かれて、私が「はい」と答えたとき、二人が同時に湯呑みを置いた。それだけのことで、私はまた顔が熱くなった。

帰りの電車で、彼が「また来る?」と訊いた。私は窓の外を見たまま、「貸切、取れたらね」と答えた。

取れないわけがない、と三人とも知っていた。


この続きは、映像で

本サービスはアフィリエイトプログラムを利用しており、提携サイトへの遷移・購入により収益を得ています。

近い話

読むより、見るほうが早い夜は

好みを覚えて、今夜の1本だけを出します。登録は要りません。

今夜のものを見る

この物語は創作です。登場する人物・団体はすべて架空で、 描かれる行為はいずれも成人どうしの合意の上のものです。