最強ヒロインが彼女になって毎日ヌイてくれるイチャラブ半同棲 瀬戸環奈
独占されたい自分がされている感じがいい決めてほしい
読んでいたところから開きました
「今日は、挿れない。触るだけ」
そう言われて、体の芯がひとつ、勝手に鳴った。
七年目だった。順番も速さも、終わりの形も、全部決まっている夜のはずだった。それを彼女は、最初の一言で壊した。ベッドの端に座って、私の手首を持ち上げる。とった、というより、脈を確かめる指つきだった。
「これ、いつも急ぐでしょう」
「……急ぐよ」
「今日は、わたしが決める。あなたは動かない」
彼女の指先が、手のひらの真ん中に降りた。押さない。爪も立てない。皮膚の上をただ滑る。それだけのことで、下腹の奥がきゅうっと締まって、自分でも驚いた。手のひらに、こんなに神経が通っていたのか。指の腹が生命線をなぞって、手首の内側で止まる。脈が速いのを、そこで彼女に握られた。
「もう濡れてる音がしそう」
図星だった。
そこから彼女は、本当に、ほとんど触れなかった。
シャツを脱がすときも布だけをつまんで、指が肌に当たらないようにする。乳首のまわりを、外周だけ、ゆっくり。中心には来ない。来ない場所が勝手に尖って、勝手に疼く。触られた場所より、触られなかった場所のほうが熱い。皮膚が薄くなって、そのぶん敏感になって、風が動くだけで声が漏れそうになる。
下着の上からも、彼女は同じことをした。クリの位置は分かっているはずなのに、その一点だけを避けて、外側を撫でる。避けられているとはっきり分かるから、そこが自分から浮き上がってくる。布の上からでも、濡れているのが伝わっているはずだった。それでも彼女は、剥かない。
「動かないで」
腰が浮きかけたのを、掌でそっと押さえられた。押さえる力は弱い。振りほどけるのに、動けない。動いたら、この焦らしが終わってしまう気がして。
太ももの内側を、指の腹がひとつ、上へ辿る。膝から、際どいところの手前まで。もう少しで届く、というところで、指は必ず引き返す。何度も。予測して、外れて、外れるたびに、脚のあいだがどうしようもなく潤んでいくのが自分で分かった。下着の内側が、もう自分の熱で重い。
「ここ、触ってほしい?」
「……っ、聞かないで」
「言えたら、触るよ」
言えなかった。言えないぶん、体が答えた。腰が、彼女の指を追って、勝手に浮く。
どれだけ焦らされたのか、時計を見る余裕はとうになかった。
シーツが、体温でぬるい。息が上がりきって、指先まで痺れている。触れられていない中心が、脈打って、ひとりでにひくついているのが分かる。挿れられてもいないのに、体はもう、限界の手前まで来ていた。
彼女がやっと、掌全体を私の胸に当てた。
それだけで、声が出た。情けないくらい高い声だった。点でしか触れられていなかった皮膚に、面が降りてくる。指五本ぶんではなく、掌ひとつぶん。その差で、腰から下が溶けた。
そのまま、彼女の指がやっと、脚のあいだの一番濡れているところに滑り込んだ。ぬるり、と音がした。焦らされ切った場所は、触れられた瞬間にもう跳ねて、ほんの数度なぞられただけで、私は彼女の指を濡らして達した。イく、と言う暇もなかった。
「はやい」
「……だれのせい」
彼女は笑って、まだ震えている私の中心を、今度はゆっくり、確かめるように押した。二度目は、一度目より深くて、長かった。急ぐのをやめると、時間はこんなに長い。七年ぶんの体が、今夜にかぎって、はじめてみたいに崩れていった。
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今夜のものを見るこの物語は創作です。登場する人物・団体はすべて架空で、 描かれる行為はいずれも成人どうしの合意の上のものです。