ドM娘 玩具責めレクチャー 一色さら
包まれたいリードされたい従いたい
読んでいたところから開きました
「今日は、出るまでやめない」
宣言してから、彼はバスタオルを二枚、ベッドに敷いた。その準備の生々しさに、まだ何もされていないのに、脚のあいだが疼いた。これから起きることの輪郭が、白いタオルで先に示されている。
「出たことないって言ったよね」
「……体質だと思う」
「今日、確かめよう」
はじまりは丁寧だった。ただ、彼はずっと「報告」を求めてくる。今どんな感じ。クリと中、どっちが強い。答えるたびに、自分の状態を言葉にするはめになる。言葉にすると、感じている場所の解像度が勝手に上がる。
彼は皮を軽く引いて、クリトリスを剥き出しにした。空気が当たるだけで腰が浮く。そこを指の腹で、円を描くように転がされる。「ここ、もう硬くなってる」と言いながら、彼はわざと強さを変えない。同じ速さで、同じ圧で、延々と。
「じゃあ、道具に代える」
低い振動がクリに当たった瞬間、脚が跳ねた。彼はそこを、ずっとは攻めない。近づいては離れ、強くしては弱め、私が波に乗りかけると、わざと外す。焦らされるたびに愛液が増えて、内ももまで伝った。彼はそれを指で拭って、入り口に塗り広げ、そのまま二本、中へ沈めた。
中の指が、上側の壁を探り当てる。ざらついた場所を腹で押し上げられると、クリとは種類の違う、鈍くて重い快感が下腹に溜まっていく。指が動くたび、粘った音が部屋に響いた。
三十分を過ぎたころ、体の中の地図が変わった。いつもの気持ちよさの、さらに奥。切迫感というのか、これ以上進んだら何かが漏れる、という心細さ。反射的に腰が引けた。
「怖い?」
「……ちょっと。出ちゃいそうで」
「その怖いのの、向こう側だから。嫌なら、ここまででいい」
やめてもいい、と言われた瞬間、やめたくなくなった。ずるい仕組みだと思う。
「続けて」
彼は頷いて、道具を中に沈めながら、剥き出しのクリを親指で押さえた。内と外、両方から同時に追い詰められて、逃げ場がなくなる。中がひとりでに締まって、道具を締めつけているのが自分でも分かった。
限界は、思っていたより静かに来た。
中の一点を道具の先で押し上げられ、同時にクリを強く擦られた瞬間、堰が切れた。熱いものが、自分の意思と無関係に、勢いよく抜けていく。力が全部、床に落ちる。バスタオルの意味を、身をもって理解した。自分の体から出た音とは思えない音が、部屋に響いた。
「……出た?」
「出た」
彼の声が誇らしげで、崩れながらちょっと笑ってしまった。でも彼は止めなかった。達したばかりで過敏になったクリに、また道具を当てる。「一回目は準備運動」と。二回目は、一回目より早く、深く来た。膝が閉じようとするのを押さえられて、私はまた彼の手を濡らした。
三回目は、中だけで来た。クリには触れられていないのに、指の腹で奥を叩かれ続けて、腰から下が溶けた。中でイくというのが、こういうことだと初めて分かった。鋭くない。広くて、長くて、終わりの輪郭がない。
二枚目のタオルは、ちゃんと使うことになった。
彼はタオルを替えて、水を持ってきて、私の髪を撫でた。「体質じゃなかったね」。うるさい、と返す声に、力が入らない。
「来週もやる?」
即答はしなかった。しなかったけれど、次のとき、タオルは私が自分で敷いた。
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今夜のものを見るこの物語は創作です。登場する人物・団体はすべて架空で、 描かれる行為はいずれも成人どうしの合意の上のものです。