最強ヒロインが身も心もトロけさせちゃう楽園メンズエステ 瀬戸環奈
独占されたいじっくり触られたい包まれたい
読んでいたところから開きました
「今夜は上だけ。下は、一切触らない」
彼女がそう決めたのは、私が「感じ方が単調かも」とこぼしたからだった。「同じ場所に最短で行くからだよ。今日はゴールを消す。上だけで、時間無制限」
胸だけ、と聞いて、正直、退屈を覚悟した。
最初の十分は、実際、くすぐったさが勝っていた。彼女の指は乳輪の外側をなぞるだけで、肝心の先端には触れない。唇も、鎖骨から下りてきては、あと少しで引き返す。
「そこじゃなくて」
「知ってる」
知ってる、と言いながら、触れない。
変化は、二十分あたりから来た。
触れられていない乳首が、勝手に張り詰めて、空気が動くだけで感じるようになる。服の下では存在すら忘れている場所が、いま体の中心になっている。焦らされて硬く尖ったそこに、彼女がはじめて舌を当てたとき、出た声は自分でも驚くほど大きかった。腰が、触られてもいないのに跳ねた。下着の中で、クリが勝手に疼いているのが分かる。誰も触っていないのに、そこだけが独立して脈を打っていた。
そこからの彼女は、研究者だった。強さを三段階、速さを三段階、右と左で別々に試す。吸って、転がして、軽く歯を立てて、私の反応をいちいち確かめる。答えられなくなると、答えの代わりに呼吸を聞くようになった。
下半身には、宣言どおり一度も触れていない。クリにも、中にも。なのに、脚のあいだがひとりでに濡れて、中が締まって、また濡れる。触ってほしくて太ももを擦り合わせるのを、彼女は見て笑った。「そこは、今日はなし」
「……お願い、下も」
「だめ。今日は上だけって言ったでしょう」
乳首だけで、下腹の奥が波打ちはじめていた。中がひとりでに収縮しているのが、はっきり分かる。乳首イキなんて、あり得ないと思っていた。聞いたことはあっても、自分の体で起きるとは。
「イけそう?」
「……こんなの、初めてで、わかんな……」
彼女は速度を変えなかった。上げも下げもせず、同じリズムを、ただ続けた。
波が来て、引いて、また来て、少しずつ高くなる。左右の乳首を、吸われて、転がされて、軽く歯を立てられて。私はクリにも中にも一度も触られないまま、その波の頂上に押し上げられた。
最後の波は、いつもの絶頂と形が違った。鋭くなくて、広くて、長い。腰が浮いて、シーツを掴んで、声が止まらなかった。イっている最中、誰も触れていない中が、何かを締めつけようとして空振りしているのが分かった。それがいちばん恥ずかしかった。終わったあとも、胸の先がしばらくじんじん鳴っていた。
「……何それ。何それ」
語彙を失った私に、彼女は得意げだった。「ルートが一本しかない体は、そこが混むと詰むの。今日ので、二本目ができた」
「来週は?」
「下だけの日ね」
その夜から、私たちの最短ルートは使われなくなった。遠回りのほうが、ずっと遠くまで行けると、体が覚えてしまったから。
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着たままがいい言葉で責められたいじっくり触られたい
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今夜のものを見るこの物語は創作です。登場する人物・団体はすべて架空で、 描かれる行為はいずれも成人どうしの合意の上のものです。