性感染症(STI)の基礎知識|症状・検査・予防を正しく知る

公開:2026年4月5日 更新:2026年6月28日

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性感染症(STI)は、特別な人だけの問題ではありません。多くは無症状のまま進行するため、気づかないうちに自分やパートナーに影響することもあります。正しく知り、必要なときに検査を受ける——それが自分と相手を守るいちばんの方法です。

この記事のポイント

  • 性感染症の多くは無症状。「症状がない=感染していない」ではない
  • 検査は保健所(無料・匿名)/病院/自宅キットで受けられる
  • 予防の基本はコンドームと定期検査、ワクチン

「自分は大丈夫」がいちばんのリスク

「パートナーが一人だから」「見た目でわかる」「症状がないから平気」——これらはいずれも誤解です。無症状で進行することが多いからこそ、知識と検査が大切になります。

主な性感染症

クラミジア

  • 国内で最も多い性感染症
  • 症状:男性は排尿痛・分泌物、女性はおりものの変化・不正出血。半数以上が無症状とされます
  • 放置のリスク:女性は不妊、男性は精巣上体炎につながることがある
  • 治療:抗生物質で治療できます

淋病(淋菌感染症)

  • クラミジアとの同時感染が多い
  • 症状:男性は強い排尿痛・膿、女性は軽い症状か無症状のことも
  • 治療:抗生物質(耐性菌が増えているため、早期の受診が重要)

梅毒

  • 近年、国内で報告数が大きく増えています
  • 症状:初期は感染部位のしこり → 全身の発疹 → 放置すると臓器に影響することも
  • 治療:ペニシリン系の抗生物質。早期発見・早期治療が重要です

HIV / AIDS

  • 感染後、数年〜10年ほど無症状のことがあります(その間も感染力があります)
  • 現在は服薬で発症を抑えられ、早期発見すれば日常生活を送れます
  • 保健所で無料・匿名の検査が受けられます

HPV(ヒトパピローマウイルス)

  • 性的接触で最も感染しやすいウイルスの一つ
  • 男女ともに感染し、子宮頸がんなどの原因になることがあります
  • ワクチンで予防可能(男性の接種もすすめられています)

検査はどこで受ける?

保健所

  • 無料・匿名で受けられる
  • HIV・梅毒・クラミジアなどに対応(予約制が多い)

病院・クリニック

  • 男性は泌尿器科、女性は婦人科。性病科・STIクリニックならまとめて検査可能
  • 保険適用で数千円程度が目安

自宅検査キット

  • ネットで購入し、自分で採取して郵送、結果はWebで確認
  • 受診の時間が取りにくい人の選択肢になります

予防のために

コンドームを正しく使う

正しく使えば、多くの性感染症のリスクを下げられます。

  • 最初から最後まで着用する
  • 正しい着け方を知っておく
  • 期限切れ・傷んだものは使わない

そのほか

  • 定期的に検査を受ける(目安は年1回以上)
  • 新しいパートナーができたら、お互いに検査するのが理想
  • HPVワクチンを検討する

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療を行うものではありません。症状や不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

「恥ずかしい」で先延ばしにしない

性感染症は、誰にでも起こりうるもの。恥ずかしさから検査をためらうと、悪化や、パートナーへの影響にもつながりかねません。「もしかして」と思ったら、早めに検査を。それが、自分と大切な人を守る選択です。

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